上梓【2004.08.28】
§◆§I've got an em@il.§◆§
== 四年振りの再会 ==


みのり
 君のホームページは、最近はまったく更新していないじゃないの。何もしないのなら、閉鎖したらどうだい。
梵信
 うーん、閉鎖は考えたことはないが、たしかに何もしなかったことは事実だ。『山椒魚の呟き』から三年が経つ。君の『自己愛の断片』を載せてから、もう四年以上経ってしまったね。堺市に引越したのが、その年の秋。秋が来れば引越してちょうど四年になる。ホームページは三年間で築き上げ、四年間、ほとんど放りっ放し。これじゃ、閉鎖してもおかしくないのに、 何故かできないでズルズル来てしまった。自分の不活動を咎めたてるように、近頃はめったにメールを貰うこともなくなってしまった。
みのり
 そりゃそうだよ。変り栄えのしないお店になんか誰が入るもんか。自業自得というもんだ。しかし、アクセス件数の少ない割には、感想のメール、以前はまあまああったんじゃないの。いろいろ話してくれたよね。なかでも印象に残っている人がいるんだけど、あの人のこと、メールのやりとりがかなり続いていると君が言っていた人のことはどうなったんだい。フランスへ行ったんだろ。
梵信
 たぶん。フランスの何処かで…。お子さんも一人か二人生まれて、おそらく幸せな家庭を築いていることだろう。ひょとしたらイギリスか、ご主人の仕事の関係でアメリカかもしれない。
みのり
 なんだ、その言い方。知らないのか。メールのやりとりをあんなにしていたのに……。年が明けたら、彼女、フィアンセに会いに行くそうだ、とかなんとか言っているの聞いた憶えがある。そういえば、それ以来、君からその人の話は聞いていないよね。聴かせて貰おうじゃないか、じっくりと。本当に久し振りだね。僕たちの再会を祝って、今夜は飲み明かそうじゃないか。
梵信
 よし! そうしよう。飲めない君がそこまで言うのだから、その意気に応えるか。最近は弱くなってしまったが、多少は酒の力もかりないと、ね。
みのり
 そう、そう、その調子! 夜を徹して聴いてやるよ。

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出 会 い


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