2025年9月28&29日(日&月)
** 神谷佳男作品展&安宅関跡 **
=== 9月28日(日) ===
8:54 新大阪 〜 9:56 米原 〜 10:43 敦賀 〜 11:41 金沢 [10,950円]
12:53 北陸鉄道バス金沢駅東口 〜 13:43 創作の森前駅 [530円]
神谷佳男 作品展[風景画考] 金沢湯涌創作の森ギャラリー・版画工房2階
神谷夫妻と居酒屋で歓談
20:50 東横イン金沢兼六園香林坊にチェックイン シングル朝食付き[7,200円]
12:53 北陸鉄道バス金沢駅東口 〜 13:43 創作の森前駅
二駅先が湯涌温泉駅
神谷佳男作品展 [風景画考]は正面の建物
金沢湯涌創作の森ギャラリー・版画工房2階で展示されている
一番左の画は撮り忘れています
シテ・ユニヴェルシテール 油彩画、キャンバス
シテ・ユニヴェルシテールとはCite Internationale Universitaire de Parisのことで国際大学都市と訳される
フランスの高等教育機関(大学等)で学ぶ主に留学生のためにパリ南端(14区)に作られた国際学生寮、宿泊施設の集合体
パリ到着後ホテルを転々とした後、シテ・ユニヴェルシテール内にあるイギリス館に少し住んだことがある
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
注:以下は、展覧会場の文字情報について熟考した後のものではなかったとして、
私が訪問後、分かりにくいキャプションを、作者が訂正したものです。(以後同様)
木々の葉っぱ 4点 デッサン、コンテ、紙
パリのチュイルリー公園(Jardin des Tuileries)
ベンチに腰掛けふと見上げたときに眼に入った木々の葉っぱ
小枝の動きに身体の動きが呼応するかのようなの一体感
風景画とは自身の身体と自然とのある種の一体感(調和)の感覚?
モノタイプ 2点 ダンボール紙、油性インク
ローラーを転がしながら均一にインクを板につける
ダンボール紙にインクを写し取ると版として機能する
板にインクを付けたり拭き取ったり筆で描いたりインクの付いたダンボール紙を用いたり
プレス機が我々に心地よいマチエールを与えてくれる
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ラゴス(Lagos) 2点 アクリル画、カルトン
ラゴスはポルトガルの南アルガルヴ地方にある地中海に面した町
強い日差しのなか美しい海岸が眼前に広がる
本来低い湿度の地域が夕方になると高くなり日本の風景のような霞んだ雰囲気を醸し出す
車にひかれたサソリを道路のあちこちで見かけたのは砂漠のような気候ということか?
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
駒ヶ岳 大沼公園からの眺め 油彩画、キャンバス
1970年代後半の学生時代、広大で開放的な景色を求め北海道へ出かけた
キャンプ道具と比較的大きなキャンバスを持って列車とバスで旅をした
テント内でできた結露でキャンバスが濡れることが心配だった
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
セーヌ川 油彩画、キャンバス
霧のかかったようなパリのセーヌ川の風景
セーヌにかかる橋はポン・ヌフ(Pont Neuf)という名で1607年に完成したパリ最古の橋
奥にはパリのノートルダム大聖堂の尖塔がわずかに見える
建物の左端はコンセルジュリー(Conciergerie)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
模写 クロード・モネ作『ルーアン大聖堂』(1893年頃) 油彩画、キャンバス
パリのオルセー美術館所蔵モネの『ルーアン大聖堂』連作の一つ
時間の変化にともなう色(光)の美しさに興味を抱いたモネはしばしば連作を手掛けている
大聖堂のファッサード(正面)に映る色彩の美しさ
われわれは自然と密接な関係を持つ風土に生活している
風景画とは木々や水(滝)、山などが描かれたものと想像する
1987年12月から1988年3月までオルセー美術館で模写
モネの実物より20%小さなサイズ
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ノートルダム大聖堂 油彩画、キャンバス
何枚も描いたノートルダム大聖堂のひとつ
焼失前の姿
セーヌ河畔とノートルダム大聖堂界隈の散歩は孤独なひとを癒してくれるように思う
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ロクロナン(Locronan) 油彩画、キャンバス
フランス西部ブルターニュ地方フィニステール県にある中世の雰囲気を彷彿とさせる村
ルーヴル美術館で知り合った模写の師匠ジャン・パヴィヨン氏がフィニステール県出身
ブルターニュ地方の?美しい村の一つ“として教えてもらった
当時は旅行者を見かけることはまれで、忘れられた街という印象を与えた
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ビュット・ショーモン公園(Parc des Buttes-Chaumont) 油彩画、キャンバス
パリ北東部、19区にある公園約25ヘクタールの大きな公園
地下鉄ローミエール駅(Laumiere)近くのカヴァンディッシュ通り(rue Cavendish)
に住んでいたためビュット・ショーモン公園で何点かの作品を制作した
通りの名前カヴァンディッシュとはイギリスの自然科学者ヘンリ・キャヴェンディッシュ(1731-1810)のこと
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
靄(もや)のかかった風景(リトグラフ)
美大旧校舎(木立野5丁目)(スクリーンプリント)
「船影」能登半島・富来の漁港(エッチング、ドライポイント、アクアチント)
富来の風無漁港(エッチング、アクアチント)
「水辺の詩」パリ・セーヌ河畔(エッチング、ドライポイント、アクアチント)
「ヴネチア -水面-(黒)」(ディープエッチング)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
冬のパリのセ一ヌ川河畔。かすかにポン・ヌフと呼ばれる古い石橋(油彩画、キャンバス)
このセ一ヌ河畔の油彩画からスクリーンプリントとモノタイプを制作
このスクリーンプリントには金沢市末町の竹炭を使用
このモノタイプは板上に筆などで自由に描いた画をプレス機に通したもの
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
コラージュ作品4点 [コラージュ、紙、油性インク、ダーマトグラフ]
版画作品の作品の断片を切り貼りして四季(春、夏、秋、冬)を象徴的に構成
実在する葉っぱにインクを付け、紙に刷ったり色を刷り重ねたりしたもの
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
湯涌街道の冬景色 4点
水彩画、顔料ぺン(ピグマ、サクラクレパス)、紙
雪の日は湿度が高く、水彩絵具の乾きが鈍い
紙の繊維に水を含んだ色がにじむ
風土(水や太陽などの影響を受ける環境)が作品制作に強く影響する
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
青い影 アクリル画、カルトン
白い壁に揺れ動く木々の影が青く映る
アクリル絵具で素早く描いた
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
版画工房を出て近くを散策
染織工房や藍工房を後にして……
……版画工房の前に戻って来る(入口前からの眺め)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
左から二番目は撮り忘れています
シテ・ユニヴェルシテール 油彩画、キャンバス
シテ・ユニヴェルシテールとはCite Internationale Universitaire de Parisのことで国際大学都市と訳される
フランスの高等教育機関(大学等)で学ぶ主に留学生のためにパリ南端(14区)に作られた国際学生寮、宿泊施設の集合体
パリ到着後ホテルを転々とした後、シテ・ユニヴェルシテール内にあるイギリス館に少し住んだことがある
=== 9月29日(月) ===
8:15 チェックアウト
9:30 金沢〜 10:07 小松
==小松空港行バスに乗り浮柳で降り徒歩、11時頃に安宅公園に着==
==安宅神社拝殿近くの弁慶像の近くで浪曲「勧進帳」を唸る==
13:35 安宅の関前バス停 〜 13:57 小松駅前
15:31 小松 〜 18:09 大阪
安宅公園行きのバスに乗リ遅れ、途中から徒歩で……
安宅住吉神社
拝 殿
右手に勧進帳を読み上げる弁慶の像がある
奥の目立たない所で念願の、浪曲「勧進帳」を唸り終え出てくると、
途中から聴いてくれていたらしい中年のご夫妻と言葉を交わす…多謝…
それ つらつら惟(おも)んみるに 大恩教主の秋の月は
涅槃の雲に隠れ 生死長夜の長き夢を 驚かすべき人もなし
ここに中頃の帝(みかど)おわします 最愛の后(きさき)を失わせ給い
追慕やみ難く 涕泣(ていきゅう)目に荒く 涙玉を貫く思いを善途に翻(ひるがえ)し
十六の盧舎那仏を建立し給う … … [浪曲「勧進帳」の台本より]
[義経・弁慶・富樫] の銅像
バス待ちの時間をここで……
公園内を通ってバス停へ向かう