光 明 寺 |
---|
当寺は西山浄土宗の本山で、寺伝によれば、建久九年(1198)に蓮生法師(熊谷次郎直実)により創立され、
法然上人を開山第一世としています。境内は広く、洛西一の伽藍を誇り、主要な建物は山内に点在して廊でつな
がれています。応仁、天正の兵火にあい、江戸時代には享保十九年(1734)の火災により焼失し、大半の建物はそれ
以後の建立です。 総門をくぐり、美しい石畳の参道を登ると、正面に壮大な御影堂が、その右奥には阿弥陀 堂があります。御影堂は宝暦三年(1753)の再建で、派手な装飾はないが全体的構成の精美性を意匠の主眼としたも のです。阿弥陀堂は寛政十一年(1799)の建立で、本堂より少し華やかな造りになっています。御影堂の後方にある 御廟は明暦二年(1656)の再建で禅宗様を基調とした華麗な造りです。軒下回りの組物には多くの彫刻が施され、廟 内の板壁は飛天や雲、蓮の花などが極彩色で描かれています。その前にある拝殿は山内では最も古い承応二年(1653) の建築です。御影堂の左下には、天文元年四年(1736)の釈迦堂、勅使門があり、庫裏、講堂へと続きます。天保四年 (1833)に建立された講堂は食堂とともに浄土宗寺院でも檀林(仏教の学問所)に関する類例の少ない遺構群でありま す。 |
平成五年二月 長岡京市教育委員会 |
五 塚 原 古 墳 |
---|
前方の松に覆われた小高い丘陵上に五塚原古墳があります。 古墳時代前期、今から約1650年前の 前方後円墳です。後円部の一部が住宅建設によって壊れていますが、元の姿をよくとどめている古墳です。 本格的な調査は実施されていませんが、1977年に京都大学考古学研究室が測量調査を実施して、その規模があき らかになりました。それによると、全長94m、後円部の直径54mで高さは8.5m、前方部の幅36mで高さは4m、くびれ 部の幅18mです。墳丘斜面にはこぶし大から人頭大の河原石を使用した葺石(フキイシ)があり墳丘の裾部(スソブ)では 埴輪片も採集されています。 古墳の主体部は、帝塚山大学の電気を利用した調査によって一部明らかとな りました。それによると後円部には東西15m、南北11mの墓あな、前方部には東西5m、南北7mの墓あながあることが 判明しました。 向日丘陵の古墳群が竹藪の土取りなどによって次々と姿を消す中で元の姿をよく残している この古墳は向日市の貴重な文化財の一つです。 |
向 日 市 向日市 教育委員会 |