大峰本宮 天河大辨財天社 |
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市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を主祭神とする。 芸能の神として知られ、現在も芸能関係の参拝が多い。元の祭神名は弁財天(サラスヴァティー)で、 神仏分離により「市杵島姫命」と称するようになったものである。今日でも社名に「弁財天」とつい ている通り、「弁財天」としても信仰されている。「厳島、竹生島と並ぶ日本三大弁財天のひとつ」 と称している(他に江の島の江島神社も日本三大弁財天と称している)。 他に、熊野坐大神、 吉野坐大神、南朝四代天皇の御霊(後醍醐天皇、後村上天皇、長慶天皇、後亀山天皇)、神代天之御 中主神より百柱の神が配祀されている。 本殿に祀られている弁財天像は普段見る事が出来ず、 毎年7月16日から17日にかけて盛大に執り行われる例大祭においてのみ御開帳され、各種祝詞・般若 心経や神楽とともに、能楽やアーティストの演奏などが奏上される。中でも、本殿右扉の中に安置さ れている日輪弁才天像は、60年に1度にのみ御開帳とされている。しかし、時勢の悪化を憂慮し、また 本殿改築20年を記念して、60年を経ずして2008年(平成20年)に日輪弁才天の御開帳が行われた (拝観料:3000円)。 700年頃(飛鳥時代)、役行者が 同じ天川村の大峰山を開山し修験道をはじめる前にここで修行を行った。役行者が始めたと多門院日記 に記述されている。大峯蔵王権現に先立って、最高峰である弥山(みせん)の鎮守として祀られたのに 始まる。弘法大師が高野山の開山に先立って大峯山で修行し、最大の行場が天河神社であった。弘法大師 にまつわる遺品が奉納されている。 1992年、杜撰な資金計画による社殿改築・境内整備が破綻し、 破産宣告を受ける。不動産等が競売にかけられたが買い手がつかず、債権者の債権放棄によって救済され た。 参道弥山山頂(1895m)に奥院がある。 能との 縁が深く、能の関係の品物が多く奉納され保管されている。 |
県指定天然記念物 坪内のイチョウの巨樹 |
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このイチョウの巨樹は、大峰山信仰や能関係の資料で知られる天河弁財天社
の西に位置する。 これほどの樹勢のよい巨樹になったのも、神社や寺内の 信仰の地にあったので切られずに残ったものと思われる。 |