県立自然公園 津風呂湖 |
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この湖は昭和36年に出来た人造湖です。水没前には人家やお寺、
小さいながらも小学校もあり、ひなびた山村の暮しが営まれていましたが、
この巨大な湖の出現によってすべてが湖底に沈み、ここの人たちの一部は
奈良の西、平城の地に新しい生活の地を求めて移り住みました。 湖 水の面積150ヘクタール、周りが32キロもあって、なだらかなアカマツの山影 を映し、変化に富んだ谷に入りくんで、深山の湖を形づくっています。湖上に は奈良県唯一の遊覧船が走り、またボートも浮かんで、お訪ねくださる皆さ んの旅情を慰めています。 さらに、湖にはコイ、フナ、ハヤが豊富で、 近畿地方随一の釣り場と折り紙付きです。 ここから道を右にとると約 2キロでダムサイトや河原屋乗船場に出、左にとれば吉野運動公園やつり 橋に出ます。 運動公園のかなたにそば立つ美しい山は、標高904メ ートルの龍門岳で、山頂には高皇産霊神(タカミムスビノカミ)を祭る岳神社があ って、そこは吉野群山を見渡す自然の大展望台となっています。 龍 門岳へは山口神社から約2時間の登山コースがあり、途中には久米仙人 穴居跡、龍門の滝、龍門寺などがあります。 |
津風呂湖 |
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津風呂ダムによって出現した人造湖は津風呂湖(つぶろこ)
と名付けられた。紀伊山地を除く奈良県内では初めての大きな湖沼である。
津風呂湖は海のない奈良県内で初めて湖上遊覧船が就航した湖でも ある。毎年3月15日から11月末までの期間、遊覧船による湖上一周が可能で あり春のサクラ・新緑や秋の紅葉が美しい彩を見せる。 1972年(昭和47年) には奈良県によって吉野川津風呂県立自然公園に指定され、湖を中心 に周辺は観光地として整備されている。付近には津風呂湖温泉の他、 『三代実録』で859年に正五位下を賜ったという記録が残り、本居宣長も参詣し た吉野山口神社や、松尾芭蕉が『笈の小文』で訪れ俳句を詠んだ龍門の滝が あり、句碑が残されている。 |
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