★ 2025年 ★
3月
- 3月31日(月) 【新しい出会いを求めて…】
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今日、長居公園へ行って来た。
先週の月曜日が(何年ぶりだろう、40年位になるのか…)一回目であった。
現在、大泉緑地の「歌の会」でギターを弾いてくれている人の誘いがきっかけとなった。彼はもうずいぶん前から、ハーモニカや大正琴を演奏する人たちと一緒に、長居公園の植物園入り口近くの樹々の下で、青空カラオケを提供している。勿論、ヴォランティア活動としてー。
大泉緑地での歌の会では、順番にリクエストする人の曲を皆で歌うのだが、長居公園ではマイクが用意されていて、一人ひとりが自分の好きな曲を歌っていく。私は「白雲の城」、「無法松の一生(度胸千両入り)」、「アザミの歌」を歌って帰った。
落語のネタ繰りや浪曲の練習は、長居公園ででも出来るだろうと思い、翌日も行ってみた。練習が終わり、Walking して、トイレを出た所で躓きそうになった私を見て声をかけて来たご婦人、私はその方をマダム裏窓と呼ぶことにした。
近くにお住いのご様子で、いつもモーニングを食べる近くの喫茶店にはカラオケの設備があり、よく歌うのだそうだ。美空ひばりの「裏窓」が十八番のようで、アカペラで突然歌ってくれた。音域はアルトなので、この歌は歌えるし好きなのだそうだ。
今日マダム裏窓に再会できるかと期待したが、逢えなかった。
青空カラオケは10時頃から始まるようだが、私は自分の練習を終えて、軽い昼食をすませてから参加した。いろいろな出会いがあった。
「白雲の城」を上手に歌う人がいた。高い音は楽々と出ていたし、声量も十分にあった。それもその筈、若い頃から民謡を歌ってきた人だそうだ。
若い女性が歌いたいとやってきた。親子連れかなと思っていたが、親ではなく学校の先生だとか。明日が社会人としての第一歩。彼女は「高校三年生」を歌った。私は彼女のスマホで歌っている姿を何枚も写真に収めた。何名かの人達が近くへやって来て、彼女と一緒に唱っていた。彼女の門出を祝福する思いを込めて…。
三十歳位のフランス人男性がやって来て、マイクを手にアカペラでシャンソンを歌いだした。残念ながら誰も歌の意味を解る者はいなかったが、誰もが歓迎して迎えた。
私は歌い終わった後の彼に近づき、最初はうまく言葉が出てこなかったが、アーラクレールフォンテーヌ、モーナロンポームネー、ジェーテュベロ、シーベル、クージュミスイ、ヴェニィエ、==ここまで聴いてくれていて思い出してくれたようで、唱和となる== イーリヤロントン、クジュテーム、ジャーメ、ジュヌ、テュブリレェ。
私のフランス語は、なかなか出てこなくて、情けなくなってしまったが、
彼はフランスの学校の先生で、休暇を利用して、台湾から日本の四国のお辺土巡りをして来たようで、もうすぐ帰国の途につく様子であった。
オウ、ヴアー、ムッシュウ、ジュヌ、テュブリレェ!
今日は、「北の旅人」、「月の浜辺」、「影を慕いて」、最後に「夕陽の丘」をデュエットした。
5月
- 5月21日(水) 【所属している合唱団の打ち上げ旅行で来た高知市の ☆桂浜☆ 】
- 昨日桂浜で団長さんから、ここで一句?と問われたが、すぐには思い浮かばなかった。何とか捻りだして: 我もまた 恩師の思い 桂浜 : としたが、これでは季語がない…?…?…
今日は朝から雨。五月雨は夏の季語だが、これを使って、一句。
五月雨や 恩師が思い 桂浜
2014年に初めて高知市を訪ね、恩師の詩「青春哀歌」に出てくる鏡川、その川に架かる天神大橋から潮江橋を望み、恩師の青春に思いを馳せたのであった。五合庵烏有…私の恩師の雅号…私の高校時代に出会った。烏有先生からは大きな影響を受けた。
- 5月22日(木) 【Google Gemini を使って落語の台本を頼んでみると…】
5月21・22日、所属している合唱団の打ち上げ旅行で四国の高知市へ行って来た。宿泊の夜、同室した人に手伝って貰って、AIアプリをスマホにダウンロードした。彼は私の写真を撮り、それをアプリに取り入れて、金正恩風の髪型にした見合い写真を作り上げたが…、それを見た私の反応たるや! 激しい拒否反応であった。あれ程の感情が湧き起って来ようとは想いもしなかった。その違和感たるや!…すぐに消去した。彼は私の反応を面白がっていたが…
しかし、後でまたアプリを起動してみると、履歴として残っていて、記念に写真のホルダーに残すことにした。彼には感謝している。あのような機会が無ければ、自分一人ではやれなかったであろう。落語の台本を頼んでみると……。
『紅葉に染まる恋〜錦を超える道〜』
えー、皆さま、ようこそお運び下さいました。本日は、『紅葉に染まる恋〜錦を超える道〜』と題しまして、枯れ木に花咲く恋の、ちょいと一山超えるお話でございます。
人間、歳を重ねるごとに、色々なものが枯れていくものでございます。髪の毛は薄くなり、腰は曲がり、記憶力は弱くなります。おまけに、若い頃はあんなに燃え盛った恋心も、いつに間にか小さな残り火に…なんて方もいらっしゃるかもしれません。
ところがね、世の中には不思議なもので、思わぬところで、またポッと火が付くことがある。それも、まるで紅葉が深まるように、じっくりと、ゆっくりと、温かく燃え上がる恋もあるものでございます。しかし、どんな美しい錦の道にも、思わぬ小石が転がっておるのが世の常。本日のお話は、そんな二人の、ちょっとした躓きと、それを乗り越える兆しを予感させるお話で御座います。
さて、江戸の町に、五郎兵衛という、いかにも頑固そうな爺さんがおりました。御年、六十と五つ。生涯独身を貫いてきた、いわば生粋の独り者で御座います。朝は決まった時間に起きて、朝飯を食い、決まった時間に仕事場へ向かう。まるで目覚まし時計のように正確な毎日。
そんな五郎兵衛さんが、いつもの★定食屋★で朝飯を食っておりますと、隣の席に、これまた見慣れないお婆さんが座ったので御座います。 [☆一膳飯屋☆]
(注)その後推敲して、書き換えたり付け加えたた個所は、上の一膳飯屋のようにブルーで表示してあります。
お梅: あら、すみませんねえ、一人で広々と使っちゃって
小柄で、品のいい着物を着た、お梅というお婆さん。御年、六十と五つ。
五郎兵衛:…いや、どうぞ
ぶっきらぼうにそう答えた五郎兵衛さん、箸を動かしながらも、ちらりとお梅さんの様子を伺っております。お梅さん、静かに朝飯を食いながら、時折、ふっと微笑む。その笑顔が、なんとも優しい。
数日後、また定食屋で二人は顔を合わせた。今度は、五郎兵衛さんが先に、少しばかり口を開いた。
五郎兵衛: わしは五郎兵衛という者だが、おめえさん、毎日、ここで食っているのかい?
お梅: ええ、まあ。ここんちのお味噌汁が、なんだか亡くなった主人の作ってくれた味に似ておりますの。
五郎兵衛: ほう…
お梅: わたくし、梅と申します。 五郎兵衛さんも毎日こちらで?
五郎兵衛: ああ、わしはもう、何十年もここよ。よそで食う気にはならねえ。
お梅: そうですか。職人気質の方だと、お見受けしましたが…
五郎兵衛: まあな。口下手で、愛想もねえ、ただのじじいだ。
お梅: そんなことはございませんよ。黙っていらっしゃるだけでも、なんだか…心強いような。
五郎兵衛さん、お梅さんの意外な言葉に、少し照れたように顔を背けました。
それからというもの、二人はその一膳飯屋で顔を合わせるたびに、少しずつ言葉を交わすようになりました。五郎兵衛さんは相変わらず口数は少ないけれど、お梅さんの話には耳を傾け、時折、相槌を打つ。お梅さんは、五郎漂兵衛さんのぶっきらぼうな優しさに、次第に安心感を覚えていく。
そんなある日のこと、その一膳飯屋を出た二人は、公園の腰掛に座って話をしております。
五郎兵衛: …おめえさん、いつも一人かい?
お梅: ええ、まあ。子供はおりますけれど、みんな家庭を持っていますからね。迷惑をかけるのも忍びなくて…
五郎兵衛: そうかい。わしは、生まれてこの方、一人暮らしでな。気楽なもんだが、たまには、誰かと飯を食うのも悪くねえな、なんてな…
お梅: 私もですよ。こうして、どなたかとゆっくりお話しできるのは、本当に久し振りです…
五郎兵衛: そうかい。
お梅: あの、五郎兵衛さん、先ほど生まれてこの方一人暮らしと仰いましたが…
五郎兵衛: ああ、母親はわしを生んですぐ亡くなったそうだ。それで親爺が長屋の人達の助けも借りてわしを育ててくれたのだが、その親父もわしが六つの時に、病で亡くなっちまった。で、親爺の親方がわしを引き取ってくれたんだが… おめえさん、寂しいと思うことがあるのかい?
お梅: …はい。時々、ふと、胸の奥がひゅうと冷たくなることがございます。でも、五郎兵衛さんとお話ししていると、なんだか、じんわりと温かくなるんです。
五郎兵衛: そうかい。わしも、心の障子紙が破れっちまう時があらあな。しかし、おめえさんと話すようになってから、なんだか、毎日が楽しくてな。昔は、枯れ木も同然だと思ってたが、おめえさんのおかげで、また、花が咲いたような気がするぜ。
五郎兵衛さん、滅多に言わないような、気恥しい言葉を絞り出しました。お梅さんの顔が、みるみる赤くなる。
それから時はしばらく過ぎ、季節は秋真っ盛りとなっておりました。公演の樹々は真っ赤に染まり、地面には落ち葉の絨毯が敷き詰められております。
お梅: まあ、なんて奇麗なんでしょう。まるで、錦のようですね。
五郎兵衛: …ああ、そうだな。年寄りには、こんな景色が似合うってか…
(五郎兵衛さん、そう言って、少し照れたように、真っ赤に染まった紅葉を見上げております。)
お梅: あの、五郎兵衛さん…
(お梅さん、少しはにかんだように、小さな声で五郎兵衛さんに語りかけました。)
お梅: 私…ずっと、一人で寂しかったんです。でも、五郎兵衛さんとお話しするようになってから、なんだか、心が温かくなりました、本当に、ありがとうございます。
五郎兵衛: …いや、礼なんていらねえよ。わしの方こそ、おめえさんといると、妙に落ち着くんだ。こんなじじいに、今更、縁談でもあるめえに…
お梅: 五郎兵衛さん…
五郎兵衛: …お梅さん。若し良かったら、これからも、こうして二人で、紅葉を見に行かねえかい? いや、紅葉じゃなくてもいい。桜でも、雪でも、何でもいい。季節を一緒に…
(そこまで言ったところで、五郎兵衛さんが、ふと顔を曇らせました。)
五郎兵衛: …いや、しかし、わしのような年寄りが、今更、おめえさんの隣にいて、迷惑じゃないか、と思うと、…どうにも、気が引けるんだ。
お梅: 何を仰るんですか、五郎兵衛さん。迷惑だなんて、とんでもない。
五郎兵衛: だがな、わしは、昔から頑固で、気難しいと評判でな。おめえさんを、困らせたり、嫌な思いをさせたりするかもしれねえ。長年一人で来て、今更、誰かと深く関わるなんてことは、どうにも、自信がなくてな。
(五郎兵衛さんには、自分の頑固な性格が、お梅さんに負担をかけるのではないか。今更、他人の生活に入り込んで、煩わしい思いをさせるのではないか。そんな思いが、胸に渦巻いているので御座います。)
お梅: 五郎兵衛さん、ご心配なさらないでください。わたくし、五郎兵衛さんといると、心が安らぎます。それに、わたくし、昔から不器用なもので、時々、世間の事が解らなくなる時があります。そんな時、五郎兵衛さんがいて下さると、心強いんです。
五郎兵衛: …しかし、わしは、今までずっと一人で来て、今更、誰かと暮らすなんてことは…
お梅: 無理に、お住まいを共にしなくてもよろしいんですよ。五郎兵衛さんのおっしゃる通り、わたくしも、今更、誰かの生活に土足で踏み込むようなことは、できません。ただ、こうして、時々お顔を合わせて、お話をして、美味しいものを一緒に頂いて…それだけでも、わたくしは、充分に幸せで御座います。無理に、形を変える必要は御座いません。今のまま、ゆっくりと、おたがいのことを知っていければ、それで…
お梅さんは、五郎兵衛さんの手を、優しく握りしめております。
いつの間に!
その小さな手から伝わる温かさが、五郎兵衛さんの心の氷を、少しずつ融かしていくようでした。
五郎兵衛: …そうか、そうだな。おめえさんの言う通りだ。何も、急いでどうこうする必要はねえ。ただ、こうして、ゆっくりと、お互いのことを知っていければいい。そうだよな…
(五郎兵衛さん、少しばかり顔を赤くしながらも、お梅さんの言葉に納得したように、小さく頷きました。)
お梅さんは、そっと微笑み、五郎兵衛さんの顔を見つめています。
公園の紅葉が、西日に照らされ、一層深く、鮮やかな色に輝いている。まるで、二人の心の錦のようであった。二人の間に、目には見えぬ、しかし確かな絆が、ゆっくりと結ばれていくので御座います。
ええ、まさに、枯れ木に花咲く、紅葉に染まる道。そして、その錦の道には、まだ小さな石ころは転がっておるかもしれません。が、それをどう乗り越えるか。
無理に踏み越えず、時には避け、時にはそっと拾い上げる。そんな知恵と優しさが、熟年のお二人の道を、より深く、温かいものにしていくので御座いましょう。
人生、何歳になっても、心のときめきは忘れてはいけませんな。そして、支えてくれる、理解してくれる人がいることの有難さ。これこそが、長寿の秘訣かもしれません。
お後がよろしいようでーー。
6月
- 6月3日(火) 【北原謙二の「若い二人」の替え歌、「老いた二人」は受けたのか?】
昨日の長居公園での「青カラ」で歌った、替え歌「老いた二人」は受けなかったようだ、残念!
ギターと大正琴の人からはコメントはなかったが、ハーモニカを吹いてくれる人は、そんなん落語でやってよ!…と手厳しい。まあ、仕方ないか…。
私としては、精一杯の命を生きる老人の姿を思い描いて欲しかったのだが…。
老いた二人
(一) 君には君の夢があり 僕には僕の夢もある
二人の夢をよせあえば そよ風甘い春の丘
老いた二人は精一杯に今を生きる
(二) 君には君の歌があり 僕には僕の歌もある
二人が歌を口ずさめば 楽しく晴れる青い空
老いた二人は精一杯に今を生きる
(三) 君には君の道があり 僕には僕の道もある
二人の道はあとわずか 昨日も今日も痛む足
老いた二人は精一杯に今を生きる
(四) 君には君の命があり 僕には僕の命もある
二人が命をよせ合えば 昨日も生きた今日も生きるんだ
老いた二人は精一杯の命を生きる
- 6月4日(水) 【Google Gemini に「若い二人」の替え歌「老いた二人」を依頼してみると…】
北原謙二が歌った「若い二人」の替え歌を作って下さい。老いた二人が、精一杯に今を生きる姿が伝わるような歌詞にして下さい。このように相談してみると、次のような回答が返ってきた。
「老いた二人」 作詞:Gemini(原曲:若い二人)
(一) 二人で並んで座る縁側 沈む夕陽が目にしみるね
若い頃には見えなかった 今日という日をしみじみと
皴の数だけ重ねた歳月 老いた二人で手を取り合って
精一杯に今を生きてる
(二) 昔の夢とか語り合えば つまづく足元気にもせず
忘れたことも増えたけれど 心はいつも寄り添ってる
病の痛みも分け合いながら 老いた二人で肩を寄せ合って
精一杯に今を生きてる
(三) 季節は巡ってまた春が来る 桜の花も散るけれど
過ぎた日々に悔いはないさ 明日に向かって微笑んで
細い声でも歌い続けよう 老いた二人で支え合いながら
精一杯に今を生きてる
Gemini の作詞を参考に、替え歌「老いた二人」を作り直してみる……、「精一杯の命」
(一) 二人並んで座る縁側 沈む夕陽が目にしみる
若い頃には見えなかった 今日という日をしみじみと
老いた二人は精一杯に今を生きる
(二) 昔の夢を語り合えば 痛む足腰気にならぬ
覚えたことは忘れても 心はいつも寄り添ってる
老いた二人は精一杯に今を生きる
(三) 君には君の命があり 僕には僕の命もある
二人が命をよせ合えば 昨日も生きた今日も生きるんだ
老いた二人は精一杯の命を生きる
- 月日() 【】
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- 月日() 【】
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4月
- 月日() 【】
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- 月日() 【】
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5月
- 月日() 【】
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- 月日() 【】
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