- [01/12 23:18] 帰国のお知らせ。
梵信さんへ
明けましておめでとう御座います。 すぐメールをチェックしたと
ころ、可愛いメールが飛び込んできました! 思わず微笑んでしまいました。ありがとう!
11日に帰国の予定が、パリ発の飛行機が霧で2時間送れ、アムステルダムで乗り継ぎの便に間に合わず予想外の一泊、などで一日遅れ、
今日帰国しました。明日からまた煙の充満する職場に行かなければなりません。いろいろお話したいことは有るけれど、ぼちぼちという
ことでご勘弁を。とりあえず、無事帰国のお知らせだけです。
落ち着いたら、またどんどん土産話を送りますので聞いてやってください。
今年も宜しくお願いします。 ハルメロ
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- [01/13 23:12] お帰りなさい。
春恵さんへ。
日本ではインフルエンザがヨーロッパで猛威をふるっているという報道があり、ひょっとしてそれに罹り、高熱で寝込んでしまい、
それで遅れているのかも・・・と心配していました。無事帰国して元気にすぐ働きだすご様子、まずは一安心です。
いやいや、もしかして、ハルメロさん、ユメミロ心地で押し掛け女房にご変身!ということに相成りまして、お気に召されたパリ
に居座るご決心をなされたのかも・・・。
と言う冗談はさておいて、昨年のメールで述べていたように、これからは渡米準備で大いに忙しくなりそうですね。
煙混じりの職場ともおさらばじゃ、煩わしく思われる細々とした生活用品の処分もなんのその、厭いはせぬ、n'est-ce pas?
春恵さんにとってミレニアム到来は、新しい世紀に向けて活況を呈し始めるということですよね。そういう意味でこのパリ旅行は
充分意義のあったことでしょう。フィリップさんと将来のことについて存分に話し合われたことでしょう、ね。渡米の日程などは
もう決まったのでしょうか?
さて、私の方、あまりぱっとしません。報告するような変わったことは起きませんでした。強いて言うならば、姉の家に居たとき、
近くなもんで自転車で大仙公園へ行ってみました。聞いてはいましたが、かなり大きな公園ですね。隅から隅まで見て回ったのは
今回が初めてだと思います。正月のこと故、人もまばらで、寒々とした冬景色でしたが・・・。
あと四日で、あの阪神大震災が起きて丁度5年。見かけは元に戻ったようでも、人の心はいまだ深いトラウマを引きずったまま・・・。
それと闘いながら、頑張って生きておられる人達のことを想うと、何となく虚しい、なんて弱音を吐いていてはいけないなあと思う。
私も頑張らなくてはね。
旅のよもやま話を楽しみに。
それではお元気で。 梵信
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- 梵信
- 年末のフランスは大変だったらしいね。凄い嵐がやって来たんだって。木が根っこからなぎ倒されるほどの勢いだったら
しい。土手が決壊し家々が洪水で浸水した地方もあり、フランス全土で80人以上もの死者がでたそうだよ。日本では報道されな
かったんじゃないかね。
- みのり
- さあ、どうだったかな。もう4年以上前のことだよ。憶えていないよ。それより、夢里さんだったっけ。彼女はフランスは
初めてだったよね。彼氏の実家はパリなんだろ。
- 梵信
- いや、郊外らしい。でもパリからそんなに遠くじゃない所のようだよ。彼氏の友達とも何度もパリで会ったんだろう。曇り
がちの日々の中でエッフェル塔に登った日が一番天気が良かったそうで、最上階からパリ市街の全貌を眺めることができて良かっ
たと書いていた。古い建物を保存しつつ、かつ新しい建築物がそれらと調和を図る様に整備されていて、そうしたパリの見事な町並
みに心を奪われました、とも述べていた。
- みのり
- ふーむ、そうなんだ。パリが気に入ったようだね。しかし、そのパリに住むことができない。アメリカなんだろ。
- 梵信
- そのようだね。しかし、はっきりした日程が決った訳でもなさそうだね。方向としてはそうなんだろうが、まだ未定の要素
も多々あり、春恵さんとしてははっきり言えないじゃないのかな。
- みのり
- そうか、それじゃすぐ出立ということじゃないんだ。
- 梵信
- そうらしいね。まずフィリップさんの就職が決る。オクラホマで以前と同じように、パイロット養成学校の教官の職に
彼氏が就く。すべてはそれからのことになるんじゃないかな、と想像している。
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- [01/25 21:54] >今日もくもり? あした天気になれ
春恵さんへ。
>私の心はパリに残したままで、気もちは今日の空を映したかのよう。
そんなに曇っていてはいけませんね。残さないで戻さなくっちゃ! 戻した心をオクラホマへ向ければいいじゃありませんか。もう少し
の辛抱なのでしょう? 昨年と違って今や状況は好転し、先は明瞭に見えるようになったのでしょう?
「私の不安はパリで彼氏が吸い取ってくれたので、気持ちは軽くなり、今や鴎が青空高く羽ばたくかのようです!」
頂いたメールの文面の感じからそのように理解しておりますよ。当たらずとも遠からず、ですね?
まぁ、そこは恋愛感情の微妙なところなんでしょうけれど、ね・・・。離れてしまって、心は "sorrow" なのでしょうが、ロメオの言う
ように、それは "sweet sorrow" じゃないですか。その言葉の奥に、春恵さんののろけ心が透けて見えますよ! もうすぐなのでしょう、
渡米する日は。それまでの辛抱、辛抱。晴れぬ心はパリへメールを送って癒やして貰えばいいじゃないですか。あっ、いけねえ。
"None of your business!" と言われそうだ。
新しい生活を夢見ながら準備に専念して下さい。時間はすぐに経ちます! 門外漢は気楽でいいですね。こんなふうに言ってりゃいいの
ですから、ね。
>ある日私は食べ過ぎておなかを壊し、その晩と翌朝、ベッドの上でした。
そうですか。でも大事にいたらなくてよかったですね。私の場合は下痢で少し苦しみました。原因はミルクでした。日本のミルクに比べ
て非常に濃く、成分が違うのでしょうね。狩猟民族の胃は東洋人のと違うのでしょう、きっと。慣れるまでは食べ物には充分気を付けた方
がいいのではないでしょうか。 イギリスにいたとき風邪をひき、私の胃は彼等の食べ物を全く受けつけませんでした。熱があって
意識は朦朧としていたからでしょうか、お粥が浮かんでくるんですよ。そんなこともあって日本を強く意識してしまいました。ああ、
自分は日本人なんだ、と。所謂、島国根性というやつですね。その反面、外国で暮らすと、日本の悪い面がよく見えてくるのじゃないです
か。そして日本の良さもまた。
春恵さんにとって初めてのパリ。3週間とはいえ、普通の日本人観光客が味わえないパリを体験できてよかったですね。これからも
頑張って下さい。 風邪が流行っているようですが、身体には充分気をつけて、元気にお過ごし下さい。
Amitie"s, Makoto Vagabond
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- [02/11 22:12]最近観た映画の事など
春恵さんへ。
やっぱりね。恋心を冬の曇り空に喩えることだってあるんだ! 一緒にいれば”世界は二人の為”の心境なんだから、たとえ嵐であろ
うとも心はいつも晴。それに反して、離れていれば”想い”が余って心模様は曇りがち。これは恋のイ・ロ・ハでしたよね。
春恵さんのハートからは今、想いが満ち溢れているのですね。こんな場合、普通は友達に’のろけ’るじゃないですか。たとえどんなに
露骨すぎて、友達がウンザリしようとも話さずにはいられない、それに友達も結構面白がっているところも見受けられる、それがのろけ
ですよね。誰かいないのですか、聞いてくれる相手は? いなければ、一応私がヴァーチュアルな心の友(?)なので、”おのろけメール”
歓迎週間を設けましょうか。これで解消しちゃいましょう! いやはや、現役バリバリの人にはかなわないなあ、ご教示に感謝します(笑
)。・・・これは冗談ですが・・・いい方法はないかなあ?
例えば、映画を観て解消しますか。「オクラホマヒルの恋人」 ジュリア・ロバーツに感情移入してハルエ・ロバーツになれば宜しい
ですね。少しは解消するでしょう。ヒュー・グラントの取り巻き連中が下町情緒溢れる好演技を見せ、それが映画にふくらみと温かみを
与えていて、とても良かったですよ。
最近、シネマつかしんで続けて二本、いい映画を観たんですよ。今、ちょっと触れた「ノッティングヒルの恋人」と
「ディープエンド・オブ・オーシャン」です。後者は私の魂の奥深くまで揺るがすような何かがあったようです。
アメリカの中産階級の幸福な家庭を突如襲った不幸! 母親がちょっと離れている間に、兄と一緒だったのに、三歳の男の子が消えて
しまった。取り乱す母親、困惑する父親、両親の狼狽振りが兄の罪の意識を一層加速させ、それがトラウマとなって心の奥深くに残って
しまう。歳月が流れ、中学生になっていた息子と家族が再会する・・・という話なのですが、私の眼が潤む場面が数ヶ所ありました。滅多に
泪など流さないのに。家族の絆ということを考えさせられる、とても良い映画でした。
映画の終幕近くで、ふと「自己愛の断片」のことが想い出されて、それが映画の内容とどのように関連しているのか解らないのですが、
ああ、纏めてみてよかったんだ、とスッキリしたような気分になっている自分を意識しました。やはり、今迄ずっと囚われていたん
じゃないかという気がします。高校の教師になってすぐ見合い結婚でもしていれば、(フランスへ行くことはなかったでしょうが)もっと
早く何らかの決着がついていただろうと思うのですが・・・。今回、HPに載せることで、すっかり自分を解放してしまおうと思って
います。こんなことを春恵さんに言っても、解らないことだと思いますが、すみません、聞き流して下さいね。
春恵さんから貰ったこれまでのメールの文面から推察して、貴方にはキャリアウーマン的なイメージはなかったのです。寧ろ古風な日本
女性に近い。家庭をしっかり守る、子供にとっても無意識が荒れることの全くない母親像・・・。そのような感じを得ていました。
人は生まれ成長し、結婚し子供をもうけ、そして老いて死んでゆく。ここに人生の価値が(思想的にですが)あると思うのです。
春恵さんの場合、大学を卒業されるまでは順調に進んだようですね。その後、アメリカへ語学留学を決意させる、何か大きな経験を
されたように想像しています。そして貴方はアメリカへ行き、人生のよき伴侶を見つけることができました。
これからですよね。新しい世紀を迎え心も新たに、ご自身の人生を耕して行ってください。
春恵さんは歌は上手な方じゃないかと想像します。何となくそんな感じがします。根拠は電子オルガンが弾けるから。そうでしょう、
少なくとも♯♪♭を見て、メロディーが辿れるのだから。
私の場合、中学生の頃、嫌な担任(音楽の授業の大半を小言に費やしていた)
からブラバンに入らないかと誘いを受け、断ったことが悔やまれます。何れにしても音感は良くないようです。声の音域はテノールなの
ですが、「第九」の合唱で、バスに落とされた屈辱的(?)な経験の持ち主です。テノールは人数は少なく、下手はよく目立つ、バスなら
大勢だからいいだろうというのがその理由らしいのです。その時一緒だった人からその後、もう一度一緒に歌おうと誘われたのですが、
もうたくさん!という気持ちです。でも、合唱に参加したということが「第九」を聴くときに生かされているように思います。最後の
合唱の所は聴いていて興奮するような気になってきますから、ね。やって良かったと思っています。何でもチャレンジ!ですよね。
先日はこちらの方、朝起きてみると、屋根には雪がたくさん積もっていましたよ。大阪市内はそれ程でもなかったようですが。
春恵さんは今は電車通勤ですか。車は処分してしまったのでしょうか。既に準備モードに入っているのですね。徐々に気忙しくなって
きているのじゃないですか。寒い中、くれぐれもご自愛してください。
アミティエ、 Makoto Vagabond
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- みのり
- ちょっと酔いが回ってきたんじゃない。盃を口へ運ぶのが段々速くなってきている。それに、君は酔っ払うと何時も饒舌に
なるからね。いや、いや、大いに結構だよ。・・・そして終いには眠り込んでしまう。
- 梵信
- いや、まだまだ眠たくない。それに話しはまだ終っていないよ。
- みのり
- そう、やっと僕が聴きたいところにやってきた。君は最初、彼女、つまり夢里春恵さんの現在の消息を知らないような口振り
だったよね。今もメールのやり取りが続いているのなら、そんなことはない筈だ。僕の記憶の中にも、彼女がフランスへフィアンセ
に会いに行った話しは残っていたが、その後のことは何もなかった。つまり、僕は君からその後の彼女の消息は何も聞いていなかっ
たということだ。
- 梵信
- そう、だからこれからだよ。これから話すんだよ。そんなにあわてなさんな、ということ! 君はちっとも飲んでないじゃ
ないか。さあ、飲め、飲め。いいか、よく聴け。彼女はモデル嬢にご変身なさいました。
- みのり
- どういうことなんだよ、それは。
- 梵信
- 彼女はね、嫌っていた煙草まみれの事務員の仕事と、やっとおさらば出来た訳よ。その後、派遣会社に登録し、短期の
仕事を探していた時のことだがね、一日だけの臨時の仕事がそれなんだなぁ・・・。
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- [03/12 9:15]ハルメロ見学???
春恵さんへ。
ついにやりましたね! ”じゃ、ね。あばよ!” やっと煙草と縁を切ることができて、爽快だったでしょう。精神衛生上、良い決断
だったと思います。
今は、これぞ高度成長を支える日本式経営だとかつて称えられた、その暗部が至る所で露呈している時期ですね。ハムレットの台詞
"Something is rotten in the State of Denmark." の Denmark を Japan に替えて言いたいところです。何かが腐敗し始めているん
ですよね。 巴里滞在中、鎌田慧氏の『倒産』を私の交換教授相手の学生さんが翻訳するのをほんの少し手伝いましたが、鎌田氏は
既にそれ以前から、系列の頂点に立つ大企業は下請け孫請けや更にその下の犠牲のもとに繁栄しているのだと鋭く批判していました。
天下り・・・虫酸が走る言葉ですね。私が今勤めている会社は大和銀行系列らしく社長は銀行出身でして、その関連で銀行のリス
トラ社員をうちの会社が引き受け、その一人が我々の職場の所長なんですね。職務をきちんと遂行できる人ならばとやかく言うべ
きことではないのですが、おそらくその人の性格にもよるのでしょうか、上ばかり見ていて、気の弱い部下には威張り散らす時もあ
り、みんなから総好かんを喰らっている状態です。 私の観るところ、
かつてのホワイトカラー意識から抜けきれず、自分の現在の仕事を軽蔑しているとしか想えない所が時々垣間見られます。大袈裟に言
えば、リア王のように実体のない権威意識から自分を解放できずにもがいている状態、従って部下に感謝するということもない。
まあ、人にもよるのでしょうけれど、銀行員の悪しき側面を見せつけられる毎日です。私も転職のことを真剣に考えなくては・・・と
痛感する日々です。 春恵さんの憤りに触発されて、このような愚痴を長々と書いてしまいました。聞き流してください。
これからの仕事探し、派遣にするというのは、何処かの派遣会社に登録しておいて、その会社から仕事を世話してもらうということ
なんでしょうね。 私の今度のパソコンにはワードとエクセルが入っています。前のは一太郎とロータス123でした。しかし
必要に迫られることは殆どなく、使うことはあまりなかったです。ジムに通っていた頃、運動量と体重などとの関連を表やグラフにした
ことがあるくらいです。HPはメモ帳で十分だったし、一太郎は殆ど使っていません。 春恵さんは仕事の関係で使いこなせるようになった
のですね。それなら自信を持って自分を売り込んだら良いでしょう! たとえ新しいソフトでも、基本はそんなに違いませんから、すぐ
に使いこなせる筈! 自信を持って職探しに当たってください。
……しかし、また新しい職探し???……ということは、渡米のことは未だはっきりとしていない、ということなのかな?
オクラホマでの生活の見通しがつくまではガッチリと生活資金を稼いでおこうという心づもりなのでしょうね。
勿論ですよ、良い条件の職場が見つかるよう、祈っております。頑張って!
へぇー、モデル嬢ですか! 和服姿の春恵さん! それは見ものだ! 春恵さんの"カリメロ歩き"、是非観てみたいですね。
日曜日ですか。ああ、あのヘアカットショーですか。和服、洋服、いろんな服装に合わせた髪形を提案するというやつですね。
・・・偶然にも日曜は休みなので、行ってみることにしましょう! ごま塩まじりの髭をたくわえ、頭髪の薄くなった初老
(?、いや中年後期)の一見渋い紳士(?)を見かけても決して声をかけないでくださいね。お忍びでハルメロがユメミロ美人に変身
する瞬間を盗み見ようとしているのですから。
日曜が楽しみな
バカなボン紳士
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- [03/15 20:56]ほんと似、翻都!
春恵さんへ。
フェステ大阪へは堺筋本町で降りた方が良かったのでしょうか、私は谷四で降りて道に迷い、辿り着くのにちょっと時間が
かかっちゃいました。それで会場に入ったときは既に始まっていましたよ。 髪の長いモデルさん・・・すぐに気づきました!
いやあ、素人とは決して思えませんでした。今回が二度目ですか、その成果が出ていたのでしょう、すごく良かったですよ。
ひょっとしてスカウトされちゃうのじゃないですか。期待していい!保証しますよ、絶対!とは言えませんが、ほんと似、
翻都、プロ顔負けの素晴らしい歩きっぷりでした。実に自然でしたよ。その動きに合わせてカーリーなヘアーが、まるで春風
に揺れているかのように爽やかに上下していました。 それに、髪型と着物が違和感なく、調和がとれていていて良かったです。
これは春恵さんの着こなしが上手だったことにもよるのでしょうか。美容院の先生が春恵さんを名指しするだけある!と納得
しました。 若し、見に行くことを事前に知らせていたら、春恵さんは私のことが気になって、緊張してしまい、あんなに
優雅に、堂々としていられなかった筈! 終わった後でメールを読ませるこの配慮!! 充分感謝してもらいたいですね。
ははは。
ところで、私が現在、ごま塩まじりの髭を生やしていると何時言いましたっけ???
ほんと似 芭鹿な梵梵紳士
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- みのり
- そーか、その時初めて彼女の姿を見たんだな。それで、その後、実際に会って話をしたのかい?
- 梵信
- おい、おい。君までそういうことを言うか・・・。違うんだ、違うんだよ。ちょっと冗談のつもりで、見学に行ってみようと書いた
んだがね。それが、とんだ方法に行っちまった。
- みのり
- 冗談なのかよ。なーんだ。それで・・・。
- 梵信
- 「うそだあ」という件名の返事がすぐに返ってきたよ。日曜の朝に送信したから、おそらく彼女は日曜の夜か、翌日にそのメールを見て
びっくりしたらしい。うそ!あのイベントをご存知だったんですか?と言いながらも、全く疑っているようには思えなかった。若しほんとに
来てはったら、わあ、恥ずかしいなあ。なんて、その反応が面白かったので、ついつい悪乗りしてしまった訳よ。会場の名前もそのメール
に書いてあった。それで地図で場所を調べ、あとはそれらしく想像して書いたんだ。しかし、変換ミスを敢えてし、髭のことを強調しておい
たんだがね。彼女、髭は生やしていると思っていたのかもしれないな。残念ながら気づいてはくれなかった。
- みのり
- しかし、別にどうってことないじゃない。彼女の反応が面白かったんだろ。君の思う壺だったんだろ。良かったじゃん。
- 梵信
- うーむ、そうなんだろうけどね・・・。すぐに二通の返信が届いた。わあ、本当に来てはったんや、もしいてはることを知って
たら、もっと緊張してたでしょうね、お気遣い感謝します、と信じきっているんだな。更に舞台裏のドタバタ騒ぎやなんかを詳しく話
してくれてね・・・。歩き方も進行の段取りも、屏風の後ろでの直前指導だったらしいんだが、モデル気分を出して歩けば、それなりに、
でしょ、と彼女、のりのり気分。それが嫌味じゃなく、彼女の素直な性格がにじみ出てくるような反応振りだったんだ。
- みのり
- それで、何なんだよ? そのままにしておいたわけじゃないんだろ。うそだと知ったときの反応はどうだった? 興味津々だよ。
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- [03/19 9:57] 良き旅人は想像の世界を旅する!
春恵さんへ。
なにやら事態は益々可笑しな混迷の度合いを深めていくのでしょうか・・・。私としては非常に興味深い成り行きなんですよね。
それで、このまましばらく静観することにします。悪く思わないでくださいね。悪意は全くなかったのですから。
ヘアーショーの舞台裏、大変面白く読ませてもらいました。楽しかったですよ。春恵さんの当日の行動の輪郭がかなりはっきりし、
興味深かったです。なにしろ想像だけでは、そこまで見通せませんからね。
その英語の先生をされている女性も交えて楽しくお喋りしながら、三国ヶ丘の駅(ここで私は阪和線に乗り換え)まで、まるで
帰りの電車が一緒だったような気分になっちゃいましたよ。
春恵さんは視力はいいのでしょうか。当日来ていると知らせていたならば、こんなに可笑しなことにならない内に、見破られていた
ことでしょう! 本当に冷や汗ものです。それから、春恵さんは背は高い方ですね。少なくとも165cm以上はあるのでしょうか。
ジーンズ姿もバッチリ決まって素敵な人だなあということは容易に想像がつきますよ。
ところで春恵さんは私の顔を髭を生やした芭俄梵のように想像されていたのではないでしょうか。
さて、迷宮から抜け出しましょう。
派遣会社を通じてよい仕事が見つかって欲しいですね。春恵さんの英語力が生かせるような仕事が見つかれば最高じゃないですか。
例えば、アメリカへ行っても続けていけるような・・・、その会社がオクラホマに進出している企業だったりして・・・、そんなに上手い
話はないか。なにはともあれ、春恵さんにいい仕事が見つかるように祈りましょう。
春恵さんの私に対する心遣い、感謝します。嬉しいです。私はこれは愚痴だなと意識したときは、片意地者ですから、敢えて言わない、
言えなくなります。しかし愚痴っぽく聞こえることは意外と言ってるのかもしれないですね(ドキドキ)。それを快く聞き流してくだ
さるのですね。有り難いことです。
春恵さんは今までに何回か若輩という言葉を使いましたが、若輩などと思わないで、感じたことを率直に言ってくださいね。感受性
については、量と質の多様性があるだけで、若輩だからなんて全く当たらないんじゃないですか。
珍しいことに日曜休みが二回続きました。さて、これから武庫川で、食事・散歩・読書して、帰って来る。今日は久々に映画を観に
行き、日曜の帳が下ります。雨は降らないでしょう・・・。
Amitie"s,
良き(?)旅人 梵信
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- みのり
- そんなメールで、彼女は気づいてくれたのかい?
- 梵信
- いや、それだったら、また異なった展開になって行っただろう。気づいてくれたのなら、すぐ返信が届いただろうな。嘘
だったと気づいてくれそうな言葉をちりばめたつもりだったんだが…。
- みのり
- もっとはっきりと話すべきだったんじゃなかったのかい。
- 梵信
- そうだろうなあ。いや、そうすべきだったんだがね、彼女自身に気づいて欲しいという期待があったんだろうな。どんな反応振りを
示すだろうか、と楽しむ心があったんだよ、きっと。
しかし、返信が一週間後にやっと届き、身長は160センチ、5センチ高く見えま
したか?と訊いてきた。君の言うとおり、はっきりと言うべきだった、と思う。あの時点でね。
ほんとにもう、俺という奴はダメだね。ダメなんだよな……。おい、空けろよ、グイといけ、グイと。俺ばっかりじゃつまんねぇ。
- みのり
- ほんとだ。まだあまり飲んでないな。もともと飲めない性質だがね。君はもうおさえたほうがいいよ。
彼女はその頃、忙しかったんじゃなかったのかい。君がメインじゃないんだから、ね。
- 梵信
- そう、そう、それは充分承知していたさ。ヴァーチャルな世界でのメール交換であるという自覚は持っていたさ。
- みのり
- それならよろしい。よし! 俺も久し振りに酔っぱらうとするか。
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- [03/27 22:06]よい仕事が見つかりますように。
春恵さんへ。
冬みたいな風が吹いたり、寒い日が続いたり・・・。今日は気温は16〜17度位まで上がったらしいですが、頬にあたる風はまだ
冷たかったです。桜の開花は例年よりかなり遅れているようですね。品種によってはもう開花しているのもあるのですか・・、でも私
の勤務先や武庫川の桜は開花にはまだまだ程遠いですね。ここ数日来の寒さ、決して”花冷え”とは言えやしない、それだけにちょっと
異常な気もします。お互い身体には十分注意しましょう。
私がイギリスから帰国して家に入った時、目の前に姪(兄の娘)が立っていましてね、ただいまと言っても、きょとんとして私を
見詰めるのみ、何も言わない、表情に何の変化もない。二歳の子供というのは三ヶ月も会わずにいると忘れてしまうものなんでしょうか。
それがもうあんなに大きくなってしまっているなんて、月日の経つのはなんて速いもんなんだろう、って思ってしまいます。確か、
もう二十五歳位じゃないですか。
柄にもない”悪乗り”をすると、そのしっぺ返しがあるもんですね。フェステ大阪だと教えてくれているので、検索で調べたりなん
かして・・・。その時の私は、自分勝手に面白がっていて、その軽薄さに気付いていないことが時間のフィルターを通過している内に
明らかになってくる・・・。恥ずかしいことです。何も言われないことが、かえって身にこたえます。桜の花びらを散らすように、
出来ればさわやかに吹き飛ばして頂ければ有り難いのですが・・・。
今日はこの辺でご勘弁を。
早く、隠れて消えてしまいたい! 梵信
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- [04/11 21:36]そして、そのように時は流れ…
春恵さんへ。
ちょっと頭が混乱気味です。春恵さんに対する”謎”を抱えてしまったような、どう理解したらよいのか分らなくて、ちょっと落ち着
かない気分です。先便で述べた”悪乗り”の内容が全く届いていないのではないか・・・。
実は、私の”悪乗り”に春恵さんが不快な思いを抱いていて、もうメールは来ないのじゃないか・・・。それならば、そろそろこの辺り
で、私としては想いのほか長く続いたネット上のメール交換が、私にとって楽しかったことへの思いを込めて、そして春恵さんへのお詫び
と感謝をこめて、最後のメールを出そうか・・と思っていた矢先、「ごぶさたです」のメールが届きました。内容は近況報告ですよね。
私に対する不快感があれば、このような内容とはならない筈・・・。先便で書いた”悪乗り”について春恵さんはどのように感じてい
らっしゃるのだろうか???。という訳で、現在、私の頭は混乱しているのです。
ここまでお読みになって、春恵さんはどのようなお気持ちになっているのでしょうか。
?????・・・ですか。最近のメールを読み返してみて、私の書き方は確かにもったいぶっていて、意味不明だったかも知れない
ですね。或いは、解ったけれども今更それを取り上げてどうこう言うほどのことでもないと軽く受け流し、さりげなく無視されたのかも
知れないですね。それで、まだしつっこく拘っている!・・と笑い転げているのでしょうか。その方が気が楽です。が、それならちょっ
と言って欲しかったです。
実際、面と向かって話をしている中では、声の調子や表情などが加わって、自分の言ってることの反応がリアルタイムで返ってくる
から、その場で反省、訂正、話題転換がすぐに可能ですが、手紙ではそうはいきません。それに手紙では時間の要素が加わってきます
よね。その時間の長さが、良くも働くし悪くも働く・・・。
とにかく、このようなことに拘ってしまうのですね。そして、自らの頭を混乱させてしまっているのです。私にはこのような一面も
あるのです。あーあ、いやになっちゃう・・・。
実際、観に行きもしない「ヘアーカットショー」を観に行ったように信じ込ませたことに対して、遅ればせながらここでお詫びします。
「うそだあ」のメールへの返信で、「冗談だよ」と明かすべきだったですね。すみません。冗談と引き換えに私は春恵さんの肉声を聞い
ているような感じにもなったし、チャーミングな春恵さんの一面を垣間見たような気分になり大変楽しかったです。でも、冗談だった
ということを受け入れてくれたという確証が得られないままでは、私が嘘を書いたという意識が残り、自ら招いた事とはいえ、それが
私にとって非常に不快だったし、私の心を落ち着かせなくしていたのです。
ここまで書いて、私の気分は少しはすっきりしてきました。
冷え込みに風邪などひかぬよう十分気をつけて。
そして焦らず慌てずに、将来のよき夢をみて下さい。
一昨日の満開も、風に揺れ、花ちりちりし今宵。
梵信
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- みのり
- そうだよ、そのようにもっと早く、冗談だよと言うべきだったんだよ。それで、返事はどうだった?
- 梵信
- いろいろと忙しかったこと、それでも時間が無かった訳でもなく、筆不精していた間に梵信さんを悩ませていたとは気づ
かずにごめんなさい、と謝っていた。春恵さんは人をあまり疑わない性格なんだろうね。ああ、またひっかかってしもうた、と
いうくらいの気持で、あっけらかんとしているような印象を受けたよ。
- みのり
- うむ、それで君の気持はどうだったんだ?
- 梵信
- なんか、肩透かしを食らった感じだったな。なーんも分かってなくて、がっかりじゃないでしょうか、と書いていた。こちら
サイドの一方的な空騒ぎって訳さ。なんだか変な感じだった。そこで、その変な感じに論理をつけてみたんだ。
- みのり
- ほう、どんな論理だい? 君の論理は時として理屈に変わることがある、それも屁理屈にね。
- 梵信
- 屁理屈じゃないさ。ちゃんとした立派な理屈さ。つまりね、その変な感じというのはね、ヴァーチャルな世界からリアルな
世界を垣間見るときに生じる、一瞬の痛みだったんだよ。いや、痛みと言うより、痒みとこそばゆさのあいだ位の感じかな。
- みのり
- どうもよく解んないや。まあ、いいけど。それで、メールのやりとりはお終いってことになったんだな。
- 梵信
- うん、まあ、そういうことだ。その後、こちかからメールを送り、彼女からも「暖かくなりました」という短い近況報告が
届いたが、彼女もこれから渡米に向けて忙しくなりそうだし、部外者の出る幕はこれでお終いにした方がいいだろうと判断したんだ。
それで、そのような旨の提案のメールを送ったところ、春恵さんから承諾の返事があり、お終いとなったんだ。
便りのないのが良い
便り、と言うじゃないか。新しい未来を異国の地で切り開いてゆくべく、元気に生きているのだろうと思っている。異国の地といっ
ても、かつてホームステイした所なんだから、知り合いも多く、うまくいっているんだろうと思うし、またそうであるよう祈っている。
- みのり
- そうだね。僕も、そのように祈ることにしよう。
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